就活一問一答: Q.【大学講演からの質問】本当に就きたい職業に就職できる人はどのくらいいますか?また、できる人、出来ない人の違いは何ですか?ペンネーム:はるお

2008年11月17日月曜日

Q.【大学講演からの質問】
本当に就きたい職業に就職できる人はどのくらいいますか?また、できる人、出来ない人の違いは何ですか?
ペンネーム:はるお


職業という非常に大きな枠組みで言えば結構多いと思います。やりたい仕事をしているかどうか、というと実はちょっと違うと思います。
まず、「職業=していること」ではありません。僕は塾で「講師」とい肩書きで仕事をしていましたが、別に丸一日講師していたわけではありません。入金催促とか、テキストの在庫管理とか、そんなことも普通にしていました。職種と業務はイコールではないんですね。今の仕事でも、職種でいえば営業職ですが、大学で講演をしたり、こうやって学生さんの質問にも答えています。
次に、職種は永遠ではない、ということです。極論ですが組織に入る以上、その組織のトップになる可能性もあるわけです。いや、極論ですよ、極端な例。この時点で「職種」という考え方は意味を成しません。社長までいかなくても、営業部長とかになれば、営業職兼管理職です。職業ってそういうもんです。パイロットになりたい、といっても身体上の理由から永遠にパイロットであり続けることはありません。その先にもっと新しい職業があるらからです。
できるひとと出来ない人の違いは何か、ですが、職業名と仕事の本質を見極める能力かもしれません。念のためにいっておきますが、就職した瞬間に就きたい職業に就けなくなる、ということではありません。