就活一問一答: 5月 2009

2009年5月31日日曜日

Q.【大学講演での質問・大学2年生】
大学は行って自由にやって生きたいです。
ペンネーム:大好きです。


そうですか。個人的には社会人になってからの方が自由だと感じますが。自由の定義が違うのかも。

2009年5月30日土曜日

Q.【大学講演での質問・大学2年生】
社会人になるためには、毎日新聞を読むべきだとは思うんですが、どうしても読めません!どうすればいいですか?テレビニュースだけじゃいけませんか?
ペンネーム:ないとうさんが元彼ソックリです。


「毎日新聞」かと思ってびっくりしました。
さて、ご質問の件ですが、個人的には情報の収集元が必ずしも新聞である必要はないと思います。これだけインターネットが発達して、ニュースの拡散が早くなったのに、新聞に情報ソースを頼るほうがナンセンスだと個人的には感じていますが(読まなくてもよい、という意味ではありません)。
大事なのは「知っている」ということではなく「考えている」ということです。情報元は何でも構いませんが、時事問題や世の中の流れなんかは知っているだけでは不十分です。そんなに深く考える必要があるわけではありませんが、ニュースに対して何らかを述べるだけのコンテンツを持てるといいですね。なお、個人的にはテレビは保存性が悪いので、比べるのならば新聞の方が良い気はしますが。

2009年5月29日金曜日

Q.【大学講演での質問・大学2年生】
100円ショップは何年くらい前に出来たのですか?
ペンネーム:ぶりぶり左衛門


面白い質問です。こういうことに疑問を持つことって大事ですよね。100円ショップのダイソーは1991年が最初の常設店舗だそうです。

2009年5月28日木曜日

Q.【大学講演での質問・大学2年生】
結局、大学の偏差値でフィルターがかかっちゃうんですか?「努力次第」という単語を使わずにおねがいします。
ペンネーム:あかねちゃんかわいい


フィルターとは先入観ということかな?そういう場合もあるでしょう。ただし少なくなってきているような気がします。ところで企業にたいして知名度で先入観を持つことってありませんか?それと同じですよね、先入観って。

2009年5月27日水曜日

Q.【大学講演での質問・大学2年生】
月給いくらぐらいなら安定した生活がおくれますか?
ペンネーム:とぅかこ


安定の定義によるのでは?どんな生活なら「安定している」と言えるだろう?また、それは給料と関係していることだろうか?たとえば給料はものすごく高くても、年に転勤が10回ある会社(サスガにそんな会社ないだろうけど)を安定していると呼ぶことが出来るだろうか?

2009年5月26日火曜日

Q.【大学講演での質問】
楽でもうかる仕事は何?やっぱり政治家?
ペンネーム:テンテレテン


まず、楽かどうかは主観ですから人によって違います。僕はルーチンワークが苦手なほうですし、逆にそういった作業をらくだと感じる人もいるでしょう。また、儲かると言うのも労働対価での判断になりますね。
政治家って楽ですか?政治家になるまでの労力と費用も莫大でしょうし、失言一つでマスコミにぼこぼこ叩かれ、私生活まで監視が入り、旅行に行くにも許可がいる。少なくとも僕にとっては、楽そうに思えませんが。

2009年5月25日月曜日

Q.【大学講演での質問】
面接の時にどんな質問が出されますか?特に珍しい質問にはどんなものがありますか?
ペンネーム:「いい人」の定義は「偽善」


企業によって違いますが、一般論として「自己PR」「学生生活」「志望動機」くらいはセットで出てくる場合が多いでしょう。ただし普遍ではありません。僕のお客さんで「志望動機は聞かない。みんな同じ事言うから。」という社長もおられます。
二つ目の質問については、僕が学生さんから直接聞いた範囲内で言うと
「1÷3分の1が3になる理由を小学生にも判るように説明してください。」
「目が覚めたときキリンになっていたらどうしますか」
の2つ。

2009年5月24日日曜日

Q.月給30万円は欲しいです。(入社5年目くらいで)
ペンネーム:釘が刺さりました(昨日)


それ、能力と労働内容によりますよね。他者に依存できる部分ではありません。勝ち取るために何が出来るかです。ただ決して不可能な数字ではないでしょう。

2009年5月23日土曜日

Q.【大学講演での質問】
今の大不況で、福祉分野に人が流れていっていますが、2~3年後、福祉の分野は人がいっぱいで就職口がないということはありえますか?
ペンネム:のほほ~ん大好き


就職口がなくなるということはないと思います。競争が激しくなるかも。激しくなるといっても、他業界から比べればその波は緩やかかもな、とみています(あんまり無責任なことは言えませんが)。ただ時代の波は常に変りますから業態そのものが変わる可能性がありますよね。そういった意味では業界ニュースには注意していたほうが良いでしょう。参考意見ですが、社員が安心して働けるようにと、社員のご両親で高齢者になられた方のために企業で福祉施設を持つ事を考えている、という話を聞いたことがあります。そういう時代になるのかもしれませんね。

2009年5月22日金曜日

Q.【大学講演での質問】
就職するとき、大学のレベルは関係ありますか?たとえばここの大学はレベルが低いから採用しないとかありますか?
ペンネーム:はたちのねんね


面白いペンネームですね。ちょっと気に入りました。ご質問ですが、あるのか?と聞かれれば全く無いとは言い切れません。ただしこれからそういった風潮は少なくなると思います。長い目で見れば、少子化が進むこの国で大学の偏差値にこだわり続けるメリットは企業にはありません。せいぜい派閥を抱えているような会社だけですね。加えて言えば、大学名や偏差値よりも学部学科による区別の方が高い壁ですね。個人的には馬鹿馬鹿しいと思うのですが。人間を文系理系で分けたり、出身学校で分けるのって不毛だと思います。理系の人間は計算が得意だと思っている人がいますが、現実の社会ではexcelで計算するか電卓ですよね。

2009年5月21日木曜日

Q.【大学講演での質問】
やはり、親のコネの就職などはあるの?
ペンネーム:アレって何んだっけ?


ペンネームの送り仮名、変ですよ。
コネは無いとは言いませんが極めて少ないといえるでしょう。採るほうも採られるほうも、入社後が大変だからです。

2009年5月20日水曜日

Q.【大学講演での質問】
私は自分の考えや意見を言うとき1時間くらい考えてなければきちんとまとまらないんですけど、もっとスピーディにまとめる方法ってないんですか?
ペンネーム:たろす


常に考えておくことでしょうか。たとえば、学食で1時間も迷う人は少ないでしょう。ケースバイケースでしょうが、習慣化されていることは即座にでは無いですが、ある程度スピーディに答えることが出来ると思います。すぐに答えられないならば、前もって色々な事について考えて見てはどうでしょうか。いずれ時事問題のとらえ方や色々な物事への考え方、接し方は講座の中でやる予定です。

2009年5月19日火曜日

Q.【大学講演での質問】
人生の一歩はいつも身体から始まりますか、精神から始まりますか?
ペンネーム:自分を見つめて


行動とやる気の事かな?だとしたら行動。やる気だけあっても何も起こらないが、行動があるとやる気の有無に関わらず結果が出るから。それとももっと哲学的な話でしょうか?

2009年5月14日木曜日

Q.【大学講演からの質問】
かなり特殊な業界を目指しているのですが、採用している会社が少ない場合はどうしたら良いでしょうか?


少ないとはどこに、どういった基準で少ないんでしょうか?また、特殊な業界ってなんでしょう?それによって変わると思います。
まず、就職サイトなどに情報が載っていないイコール採用が少ないではありません。日本全国の企業で就職サイトを使っている会社は数パーセントでは?その情報の中で採用絶対数を考えても無意味です。もちろん勤務地や企業規模などを選べば制約条件が大きくなるので企業数は少なくなりますが、皆無ということは少ないのでは?まぁこれも業界によりますが・・・。
そういった場合に一番役に立つのは電話帳だと思います。電話帳で該当ページを繰ってみてはどうでしょう。地元のみならず近隣県まで手を広げれば企業数はある程度出てくると思います。

2009年5月12日火曜日

Q.進級したばかりなのに就職活動の話をされるとめげます。


そうですよね。全くその通りだと思います。早く準備をすれば良いわけでは無かろうに、と思います。
ただ就職活動に限らずですが、こういった定期的な「見直し」や「節目」が無いと自分の人生を考えるきっかけって中々無いんじゃないでしょうか。経済的、社会的な自立を(半強制的に)するわけですから、準備と言うよりも覚悟は必要なことだと思いますし、そのための助走期間だと思えばそんなもんかもしれませんね。

2009年5月11日月曜日

すいません。


ゴールデンウィーク中、休んでしまいました。
明日から再開します。

2009年5月8日金曜日

Q.就職活動用のスーツを購入を考えているのですが、なにか注意点はありますか?
ペンネーム:HOME


男性か女性かによって違うでしょうが、どちらにしても神経質になり過ぎる事はないでしょう。この業界はボタンの数が3つじゃないとダメだ、というような伝説を毎年聞きますが、僕の知る限りそれはありません。スーツを買うときにスーツ屋さんに相談する方が賢いかも。
以下、個人的な意見ですが、スーツを買うとき、最初は一式全て一度のそろえるほうが良いと思っています。ワイシャツはあるからスーツだけとか、靴下はあるから靴だけと言うのではなく全てまとめてそろえてしまったほうが何も考えなくて済みますし、コーディネートや「それっぽさ」をお店の方に見立ててもらうことができるので・・・。最近安くなりましたしね。もう一つ、男女共にスーツを選ぶ際に「座った格好」を意識するとよいです。面接の時は必ず座るので、座った姿勢にあわせて選ぶ方が良ろしいかと。

2009年5月7日木曜日

Q.友人の話を聞くと、既に5社とか6社も受けている人がいて正直焦ります(自分はまだ3社)。学校は中々休めないし、スケジュールの調整はどうしたらいいでしょうか?


根本的な話ですが、友達と自分の受験社数を比べるのをやめることから始めましょう。受験企業数と内定獲得数には別に比例関係はないでしょう(おそらく)。たった2社という数の差で自分の行動を制限してしまったり悩んだりすることのほうがもったいないです。スケジュール調整についてですが、受験や面接は相手がいる話になりますから、自分のわがままだけを通すわけにはいきませんが、誠心誠意相談してみてはどうでしょうか。

2009年5月6日水曜日

Q.【大学講演での質問】
履歴書の趣味・特技にどんなことを書いたらいいかわかりません。普通に趣味や特技を書いてもいいのか、それとも書いたらいけないことがあるのか・・・。
ペンネーム:代用海がめ


趣味は普通に書けばいいと思います。犯罪に関わるとか、著しく常軌を逸し、理解不能を超えてしまうような趣味はまぁ書かないほうがいいかもしれませんね。尾行が趣味、とかはなんとなくキケンな香がします。特技に関しても同じですが、持って生まれた(つまり努力しないで持っている)特技は書かなくても良いかも。僕は右目と左目を別々に動かす事が出来ますが、それって書いても意味がありませんし、企業に知ってもらいたいことでも無いからです。

2009年5月5日火曜日

Q.本当に筆記試験やエントリーシートは必要なものでしょうか?


ご質問者が学生なのか人事ご担当なのか、はたまた通りすがりの社会人なのか気になりますが、良い質問だと思います。同様の質問も幾度か頂いています。
個人的な意見ですが必要だと感じています。いくつか理由はありますが、全員を入社させることができない以上、何らかの採用基準(それが明確かどうかに関わらず)は存在するでしょうし、またそれをはかる必要はあるでしょう。筆記試験やエントリーシートという手段が永遠に続くとは思っていませんが、それらに変わる試験は残るでしょう。逆に試験の概要が無いと受験するほうも困るでしょう。大学受験は試験科目があるから勉強できるのであって、科目が「未定」だと準備や覚悟することが不可能になります。
ただ面接は残るでしょうね。人間は目の前で会ったことがない人を信用することが難しいからです。またそれでいいと思いますし。

2009年5月4日月曜日

Q.就職活動を始めようと思うのですが、色々な参考書が出ていて、しかも書いてあることがバラバラで参考になりません。一番確実そうな本ってないんですか?
ペンネーム:なんとか進級


少し日本語が変ですよ。
色々な本が出ているのは色々な方法論があるからで、色々な方法論があるというのは決定的に有効な手段がないということでしょう。経営の本なんかもそうですね。色々な経営手法が世間に現れるのは、万人(万社?)に効果的な手法が無いからかも。かといって全く効果が無いものは本にならない。これはケースや人によって効果的であったりなかたっりするからでしょうね。結局はそれらを文字通り「参考」にして自分や環境にあった方法を見つけるしかないのかもしれません。
本になっているのは役に立つからではなく売れそうだから。必ずしも正しい事が書かれているとは限らないのが現実ですしね。

2009年5月3日日曜日

Q.面接は場数ですか?ペンネーム:チャッピィ改


あまりそうは思いません。緊張しなくなるかもしれませんが、面接が得意になるわけではありません。緊張するから面接に失敗すると思っている人が多く、緊張しなくなるように面接の練習をするとか面接の場数を踏むという方を見かけますが、緊張と失敗の関連性ってあんまり無いような気がします。
場数を踏めば面接がうまくなるわけではありませんが、面接を受けた際には「どんな事を聞かれたか」「それに対してどんな応え方をしたか」は覚えておいたりメモしておいたりすると良いと思います。営業職ではこれを「事例」と呼んだり「営業トーク」と呼んだりしていますね。漫然と面接を繰り返すと緊張感が無くなるだけなので、それらから何を学ぶかに主眼を置いてください。

2009年5月2日土曜日

Q.不採用を食らいました(しかも3社立て続けに)。苦しいです。何とかしてください。


悲痛のメールですね。何とかして、といわれても。
思うのですが、人生の中で好きな人に振られることってありますよね。そしてそれらは酷くしんどいものの様です。しかしそれで人生が終わるわけではありません。
就職活動の不採用通知がなぜ堪えられないのかというと、多くの場合はリミットを決めているからだと思います。5月中にはとか夏までにとかリミットを設けるので、その中で結果が出ないと不安が残り、焦りを生むのでしょう。
人生長いんだから気にスンナ、とは言えませんし言いませんが、次に受験する会社の方が自分にあっている可能性って結構あるんじゃないでしょうか。短期的に見るよりはマシだと思います。
所感ですが、自分が一生お世話になるかも知れない会社を探しているのですから、苦しいというか、大変な時期があるのは当然だとも思います。とりあえずジャッキー・チェンの昔の映画でも見て笑い飛ばしてください。笑拳あたりがオススメです。

2009年5月1日金曜日

Q.これからの時代は環境ビジネスの時代だと思うのですが、どうでしょうか?


環境ビジネスとはなんだろう?また、これからとはいつまでの事を指すんだろう、とういことによりますね。
個人的な意見でいえば、環境のビジネス化ではなく、商品、製品に環境性機能が付加されるようになると思います。また、耐久性が向上し、長く使える省エネ製品が主流になるでしょう。環境がビジネス化されるのではなく、環境を考慮しないビジネスが衰退していくということです。従って環境だけをビジネスとしてとらえようとしている企業は成立しにくいかも。