就活一問一答: 11月 2013

2013年11月29日金曜日

Q.内定は頂いたのですが、ここでいいのか今一つ納得がいっていません。すでに承諾書を出してしまっているのですが、こっそり就職活動してもいいでしょうか。


ま、就職活動するのは個人の自由だと思っています。が、就職活動を続けて、納得がいきそう?また、納得ってなんでしょうか?ビビビとくるような、企業との運命的な出会いでしょうか。納得がいっていないというよりも、将来に対する漠然とした不安だと思います。結婚前にマリッジブルーがあるようなもんかもしれません。納得がいかない理由が極めて明確なのであれば就職活動を続ける意味はあると思いますが、なんとなく不安という状態であれば、何も変わらない気がしますがいかがでしょうか。内定先の会社に遊びにいってはいかがでしょうか。未来が身近に見えるようになれば。「なんとなく不安」が「はっきり不安」になると思います。はっきりしないとば対処の方法もはっきりしないのが普通です。

2013年11月28日木曜日

Q.面接で「熱意が伝わらない」という理由でよく落とされます。熱意ってなんですか。伝えるってどうすれば伝わるんでしょうか。模擬面接では言葉遣いやマナーが良いといわれるのですが、どうして面接通過しないんでしょうか。


まず、個人的にはマナーとか言葉づかいとかを気にしすぎると、言葉が「きれいすぎて」熱意が伝わらないことが多いと思ってます。サッカー日本代表の解説の世界です。「この時間帯でバックパスは良くないですね。残り時間は5分切っているわけですから、前を意識した方が相手にも脅威になると思いますし、負けても次戦が控えていますからね。」と「大丈夫!まだ時間ありますよ。5分ありますよ、パスもアレですが、ね、あの、前へ、前へ、行け!ニッポン!おおぉっ!ああぁ~!」の方が応援している感じは伝わります(この辺は性格も関係しますが)。まぁこれは極端な例ですが、言葉遣いやマナーのように知識がベースにあるものと、熱意のような感情がベースにあるものは両立させにくい、させようと思ってもかなりに訓練が必要なんじゃないでしょうか。模擬面接をしていてうまいなぁ、と思うのは、この冷静と熱意を両立させている方ではなく、場面に応じてこのスイッチを切り替えられる方です。ということで、頭で考えすぎんほうがええよ、が一つ目。
二つ目ですが、恋愛を考えてみましょう。多くの方は片思い中にいろんな妄想をすると思います。告白の言葉とか、デートでこんなことしたら楽しいよなとか、一緒に暮らして一緒にこんなテレビ見ようとか、結婚したらこんな家庭にしちゃうぞ…。これらはちゃんと時間軸に沿っています。つまり告白の言葉は「直近の計画」ですし、こんな家庭にしたいというのは「長期的な希望もしくは目標」にあたります。
就職活動に置き換えて言うのであれば、「入社したら…という行動がしたい(直近の計画)」と「少なくとも地元では誰もが知っている会社にしたいなとか、社内で誰よりも頼られる人材になりたいななど(長期的な希望もしくは目標)」となります。最近の傾向として、どっちか(たいていは直近の計画)はしっかり伝わるのですが、長期的なはなしは少なくなった気がします。そうすると熱意も今一つ感じられませんし、「コイツが社内にいる将来」というものが見えにくくなります。ということで、時間軸を2種類用意して、その会社と自分の接点を考えることが二つ目に重要なことだと思っています。

2013年11月27日水曜日

Q.今、中小企業ばかりを受けていますが、正直、当社に強みが似通っていて、志望動機がうまく伝えられません。HPがなかたっりして情報もありません。パンフレットに載っていた、社長のメッセージに共感した、程度でも大丈夫でしょうか。


情報が少ないのであれば聞けばよいと思います。双子を絶対に見分ける方法とは「違う回答が得られるまで質問を繰り返すこと」だそうです。そりゃそうだわな、です。会社案内の社長メッセージって、本当に社長が書いているんでしょうか。社長メッセージを読んで、担当者はどう思っているのか聞いてみたらどうでしょうか。社長の考え方が浸透しているかどうか程度は分かります。それって志望動機になると思うのですがいかがでしょうか。

2013年11月26日火曜日

2013年11月25日月曜日

Q.内定が出ているんですが、ネットでその会社の悪口が書かれていました(体力的いキツイとか、すぐ辞める人が多いとか)。こういうのは内定後に聞いたら内定取り消しになりますか?働きたいとは思うのですが、不安でいっぱいです。できれば長く勤めたいと思っているのですが…。ないとうさんならどうしますか。


もし聞いて「そうだよ」って答えられたらどうします?あるいは「そんなことないよ」と言われたら信じますか?体力的にきついってどういう状況でしょう。体力って人によりますよね。退職って理由によりますよね。不安があるのであれば聞けばよいと思います。
ご質問から察するに不安に対する「回答」を求めているのではなく、不安を「理解」してほしいのではないでしょうか。
であれば、実は不安なんです、と心情を吐露なさっても変じゃないと思います。人情のわかる担当者であれば「そうだよねー、入社前ってそんなもんだよねー」と言いながら、僕と同じような回答をするでしょう。
僕なら、ですが聞きません。ちなみにネットの情報を気にもしません。会社の規模にもよりますが、数百人働いている会社があって、その内の数パーセントの人の意見にはあまり興味がないからです。

2013年11月22日金曜日

Q.9月になってもだ内定がありません。面接で内定状況について聞かれたとき、内定がないことを正直に伝えると印象が悪いのでしょうか(例えば能力が低いと思われるとか)。うそでも「内定がある」と答えたほうがいいでしょうか。


そんなこと書いてある就職対策の本があるようですね。そういう担当者もいるでしょうし、全く気にしない担当者もいるでしょう。個々の価値観や見かたであって普遍的なものではありません。気にする必要はないと思います。嘘を吐くことを別段悪いと思っているわけではありませんが、「どんな会社?何やっている会社?どうしてそこに行かずに就職活動つづけているの?」という質問に全部うそを用意して、ちゃんと答えられるように練習をする必要が出てきますね(天性の嘘つきでなければ)。
個人的な意見でいえば、「面倒臭い」です。

2013年11月21日木曜日

Q.エントリーシートが通りません。「有名な会社だから」とか言う気持ちで送っているので、この仕事がしたいとかの意思もなく、中途半端な感じになってしまいます。どうしたらいいのでしょうか。


質問の主眼はなんでしょうか。ご自身で中途半端だと感じているのであれば仕方がないでしょう。エントリーシート云々の問題ではないと思います。

2013年11月20日水曜日

Q.エントリーシートの提出期限が2回ある場合、先にだした方が得ですか?後の方が得ですか?


あんまり変わらないと思います。こだわるのであれば時期ではなく内容にこだわりましょうよ。折角なんだから。

2013年11月19日火曜日

エントリーシートに絵や図表で自己PRしてくださいとあるのですが、どんな絵を求めているのでしょうか。自由すぎてわかりません。


つまり、あなたがどれだけ自由な発想ができるかを問うているのではないでしょうか。であれば、僕は応えない方がよいような気もします。どんな絵を求めている、ではなく、何を考え、どう表現するのかだけです。僕なら、「図や表でと指示がありますが、文章の方が得意なので」と一言断って文章で回答します。その方が僕らしいので。受かるかどうかは別問題で、とりあえず自分を表現することに専念する、ということです。

2013年11月18日月曜日

Q.「自己PR」と「学生時代に力を入れたこと」がかぶってしまいますが、大丈夫でしょうか。


読む人にもよりますが、概ね大丈夫じゃないでしょうか。「自己PRにも書いたのですが、●●にとっても力を入れました。」ということであればそれほど不自然ではないと思います。しいて言えば同じエピソードでも観点を変えると少し違った書き方はできますが…まぁ小手先ですよね。それを提出して、面接の時に「君は一つしか長所がないの」と言われたら「二つも三つも簡単にあげられるほど単純な人生歩んでいないんでね、それともそういう人をお望みかい?」と返してやりましょう。不採用になるかもしれませんが、少なくとも胸はスッキリします。

2013年11月15日金曜日

Q.自己分析で短所ばかりが浮かんできます。自信がどんどんなくなっていきます。自分は社会人にすらなれないのではと思ってしまいます。


いっそ自己分析なんか止めてしまえばいいのではないでしょうか。また、自己分析で見つかるものなんてせいぜいが特徴レベルで、実際に長所かどうかは結果でしか見られないものだと思います。ご質問の内容からすると謙虚な方だと思います。それだって長所になることもあれば短所になることもあるでしょう。
少なくとも僕が学生だった頃、自己分析なんて言葉はありませんでした。それでも就職はできました。社会に適合した人生を歩んでいるとは嘘でも言えないような状態ですが、まぁ、社会での居場所もなんとか手に入れてきているつもりです。最近はキャリアナントカみたいな人たちが跋扈していますが、一言二言や単なる理論で人生あらわされちゃたまんねぇわな、と笑い飛ばしてやりましょう。

社内で毒舌すぎると怒られました。ので補足です。
基本的に「あなたが現在、何らかの行動をするという状態で存在している」ことが最大の長所だと思います。何言ってるかわかんねぇよ、ですね。人間は多面的な生命体で、長所と短所がいくつずつあるという、ゲームのステータスみたいにあらわされるわけではありません。日々の生活を送るうえで、そういう長所と短所をやりくりしながら生きているわけです。僕は「冷静」とか「タフ」とか言われます。自分ではよくわかんないです。人と話をしていて、なぜそういわれるのかはなんとなく想像がつく、という程度です。そしてそういった「冷静」とか「タフ」であることが結果的に良い結果に結びついたことが、極々まれにあります。したがって結果的に「長所」となるのでしょう。でも前述の通り、自分ではよくわかりません。なぜならばもって生まれたその性質を「やりくり」しながら、日々の生活を送っているからです。
ご質問なさった方も、ご自身の特徴を「やりくり」しながら日々を送っていると思います。誰でもそうです。逆にやりくりができているということは長所が(もっと広義でいえば特徴が)存在している証明なのです。つまり「存在が最大の長所」とはそういうことです。わかるかなぁ~…?