就活一問一答: Q.面接で「熱意が伝わらない」という理由でよく落とされます。熱意ってなんですか。伝えるってどうすれば伝わるんでしょうか。模擬面接では言葉遣いやマナーが良いといわれるのですが、どうして面接通過しないんでしょうか。

2013年11月28日木曜日

Q.面接で「熱意が伝わらない」という理由でよく落とされます。熱意ってなんですか。伝えるってどうすれば伝わるんでしょうか。模擬面接では言葉遣いやマナーが良いといわれるのですが、どうして面接通過しないんでしょうか。


まず、個人的にはマナーとか言葉づかいとかを気にしすぎると、言葉が「きれいすぎて」熱意が伝わらないことが多いと思ってます。サッカー日本代表の解説の世界です。「この時間帯でバックパスは良くないですね。残り時間は5分切っているわけですから、前を意識した方が相手にも脅威になると思いますし、負けても次戦が控えていますからね。」と「大丈夫!まだ時間ありますよ。5分ありますよ、パスもアレですが、ね、あの、前へ、前へ、行け!ニッポン!おおぉっ!ああぁ~!」の方が応援している感じは伝わります(この辺は性格も関係しますが)。まぁこれは極端な例ですが、言葉遣いやマナーのように知識がベースにあるものと、熱意のような感情がベースにあるものは両立させにくい、させようと思ってもかなりに訓練が必要なんじゃないでしょうか。模擬面接をしていてうまいなぁ、と思うのは、この冷静と熱意を両立させている方ではなく、場面に応じてこのスイッチを切り替えられる方です。ということで、頭で考えすぎんほうがええよ、が一つ目。
二つ目ですが、恋愛を考えてみましょう。多くの方は片思い中にいろんな妄想をすると思います。告白の言葉とか、デートでこんなことしたら楽しいよなとか、一緒に暮らして一緒にこんなテレビ見ようとか、結婚したらこんな家庭にしちゃうぞ…。これらはちゃんと時間軸に沿っています。つまり告白の言葉は「直近の計画」ですし、こんな家庭にしたいというのは「長期的な希望もしくは目標」にあたります。
就職活動に置き換えて言うのであれば、「入社したら…という行動がしたい(直近の計画)」と「少なくとも地元では誰もが知っている会社にしたいなとか、社内で誰よりも頼られる人材になりたいななど(長期的な希望もしくは目標)」となります。最近の傾向として、どっちか(たいていは直近の計画)はしっかり伝わるのですが、長期的なはなしは少なくなった気がします。そうすると熱意も今一つ感じられませんし、「コイツが社内にいる将来」というものが見えにくくなります。ということで、時間軸を2種類用意して、その会社と自分の接点を考えることが二つ目に重要なことだと思っています。