就活一問一答: 3月 2013

2013年3月29日金曜日

Q.趣味、特技は何を書いても大丈夫なのでしょうか?(例えばマンガやゲーム、カラオケなど)偽るのはダメだとは思いますか、書く内容で受けとられ方は、やはり変わりますか?


変わることが多いと思います。ご自身で考えてみてください。初対面の方の趣味を聞いて印象って変わりませんか?それと同じです。偽るのは個人の自由だと思っていますが、ウソを突き通すのは意外と大変だと思います。マンガが好き、ということから何を学び、何を感じ、どんな成長があり、何を発信できるようになったかではないでしょうか。ワン・ピースという漫画がすごく売れているそうです。僕は読んだことがありませんが、大人でもハマるそうです。それはその作品の中に重要なメッセージがあるからでしょうし、またそのメッセージを受け取ることで、何か新しいことができるようになった人がいるからではないでしょうか。好きなものについて堂々と語るのは悪いことだとは思えません。また、「ゲーム?随分レベルの低いことしてるなぁ」と、一面だけで評価なさる人に採用されたいと(少なくとも僕は)思いませんがいかがでしょうか。
ただ、どんな情報であれ、漫然と読んでいるだけでは意味はなかろうと思います。新聞を読め、とおっしゃる方は多いですが、新聞の情報から何を読み取り、何を考え、そして何を発信できるかのほうが何倍も重要でしょう。新聞という手段がマンガやゲームにとって変わったところで、思考の価値が減ることはないと思っています。僕が特殊なのかもしれませんけどね。

2013年3月28日木曜日

Q.大学院進学が第一志望なんですが、就活との折り合いはどうすればよいですか?活動の割合は、したほうがいいことがあればお願いします。
ペンネーム:特命希望


大学院進学が第一志望であれば、折り合いも何もなく、勉強を優先するべきだと思います。院試は専門性が問われますし、就職活動では社会性や一般性を求められます。大学の併願とは性質が全く異なります。割合というよりも、単純に人の2倍頑張ることが必要だと思ってください。

Q.会社説明会ではたくさん受けるべきだと思いますが、その時点でエントリーシートや履歴書がいる場合もあります。エントリーも数をこなすべきなのでしょうか?


エントリーシートや履歴書を提出しないと最終的に受験されない場合も多いと思います。したがって、選択肢を増やすという意味ではYES。ただ、受験するかどうかは志望動機や時間と折り合いを見てだと思います。

2013年3月26日火曜日

Q.仕事で求められる能力は何かという質問でないとうさんは「性格的な部分で言えば『鈍感力』かも、と言っていましたが、なぜ『鈍感力』が必要なのですか?


感情的になりすぎると、事実関係を見失うことが多いからです。何か新しいことをはじめようとするとき、「やってみよう!」は感覚ですが、「どうやろうかな」は方法論なので理屈です。また、やってみた結果(それが成功であっても失敗であっても)に対して「なぜだろう?」と考えることも理屈です。あまりに感情に鋭敏になると、方法論を考える前に失敗を恐れてしまって、前に進めなくなることが多いでしょう。あるいは失敗を引きずってしまったり、成功に埋没していい気になるかもしれません。そういう意味で「てきとーに」物事を眺めることは重要だと思います。

2013年3月25日月曜日

Q.幸せになるにはどうしたらいいですか?


自分にとっての幸せの定義を明確にして、そのために必要な行動を明らかにし、実行に移すこと。なんでも一緒。その際、「自分がどうするか」が重要です。「周囲にどうしてもらうか」はダメです。自己解決できません。

2013年3月22日金曜日

Q.今大学が面白いと思わないし、資格をとるための大学だけどその資格をとって就職したいと思わないし、だからと言ってやりたいことがあるわけでもないです。正直どうしてここにいるのか分からないです。大学をやめる勇気もないし、何かをはじめる勇気もないです。


大学を辞めることも、何かを始めることもできない、と言い切れるのであれば、特に悩まず淡々と毎日をすごせると思います。毎日はおもしろくないですが、それは代償なので仕方がありません。ご質問は「毎日をおもしろくするにはどうしたらよいですか?」ということでしょうか。であればおもしろくする工夫をすることです。なぜ毎日が退屈なのかと、自分の言葉で考えてみるだけで違うと思います。 やりたいことや目標があると毎日が充実すると思いますか?僕はどうしたら充実するだろうか、を考える方が充実すると思います。実際に行動に移すかどうかは、また別の問題でしょう、きっと。
ところで、新しいことをはじめるのに、勇気って必要ですか?行動の結果を直視することには勇気が必要ですが、「行動」に必要なのはきっかけだと思います。この二つを混合してしまうと、何も始められなくなります。その一方で、生まれてから今まで「何も始めてこなかった」方はほとんどおられません。

2013年3月21日木曜日

Q.今の仕事について、良かったと思うこと。


「・・・はなんですか?」くらい、次回からはつけてください。
あまり考えたことはありませんが、強いて言えば発信の機会が増えたこと、知識を増やす機会が増えたこと、概ね楽しいこと。仕事は、ね。

2013年3月19日火曜日

Q.友だちが恋人とケンカして悩んでいます。友だちとしてどうアドバイスしたらいいですか?


いや、状況が全くわからないので、さすがに何もコメントのしようがありません。ただ、この教えて内藤さんでよく多用していますが、基本は「どうしたいの?」だと思います。この場合のどうしたいのは、「あなたはどうしたいの?」と、「そのご友人はどうしたいの?」の2種類があります。

2013年3月18日月曜日

Q.ないとうさんは霊という存在を信じますか?私は霊感があり、そのせいか相手の考えていることが分かってしまいます。毎日人の心が見えるのがつらく、人間という物を私は信じていません。もう疲れたのですが、何か対処法があるか分かりませんか?


信じていません。本当に相手の考えていることがわかるのであれば、その判った内容を信じればよいだけですし、その方が対人関係は過ごし易いと思います。一般的には、相手の考え方がわからないから悩むことの方が多いでしょう。「あなたの本当の気持ちが分からないわっ!」みたいなことが起こりませんから、随分と過ごしやすくなると思います。ご質問の通りであれば、別の理由で疲れているのだと思います。

2013年3月15日金曜日

Q.「価値観が合う」とは具体的にどういうことを言うんですか。例えば、浮気の境界線が同じ、とかですかね?


具体的にいえないから「価値観」という曖昧な言葉を使うのだと思います。強いて言えば、いくつもの物事に対して感じる「重要度の度合い」が近い状態ではないでしょうか。分かりやすく言うと、「仕事はどうあるべきか」について「銭や、銭!」という人と「社会貢献だ!社会貢献!」という人がいたとします。この2名は意見が違うだけで、さほど問題にはなりません。議論にはなりますが、どうしても相容れないということは無いでしょう。「重要度の度合い」とは、上記の例で言うと「仕事?深く考えたことなーい。」という人を思い浮かべてもらえればよいと思います。議論どころか話がかみ合いません。これが僕の考える価値観の相違です。浮気の境界線は関係ないと思います。それは単なる意見。

2013年3月14日木曜日

Q.ないとうさんは元気をもてあましています。初デートはどこですか?


持て余しているかどうかは判りません。初デートはなんでしょうね。一般的なデートのイメージで言えば映画だったと思います。あんまり思い出したくない出来事がぎっしり。詳細は申し上げられませんが。20年以上も前の話です。いま、この回答を書いていて、口元になんともいえない笑みが浮かびました。年取ったなぁー。年取ったなぁー。

2013年3月13日水曜日

Q.面接の時など、どうしたらテンパらずにできますか?


感情を制御するのは極めて難しいと思っています。したがって、テンパらない方法を探すよりも、「テンパってもどうにかできる方法を探す」方が建設的。例えば、正直に「緊張してます」とか、緊張して上手くしゃべれないようであれば「緊張して上手くしゃ、しゃ、しゃべれまちぇん。すいましぇん。宜しくお願いします」というとか。余談ですが、僕が学生の頃と、「テンパる」の意味が変わりました。

2013年3月12日火曜日

Q.私は就活がみんなより遅れています。そしてネガティブです。どうすれば周りのみんなのように元気よく就活できるようになれますか?
ペンネーム:はん


ネガティブであることはそれほどマイナスではないと思っています。考え方は二つあると思いますが、一つは自分をポジティブにすること。もう一つはネガティブであっても行動を起こすこと。前者は自分の大改造ですが、後者は行動を変えるだけの話ですから、前者に比べるとハードルが低いでしょう。周りが「元気よく」とありますが、どんなところを比べてそう思うのでしょう?質問の前半に「遅れている」とありますから、活動量を指しているのはないでしょうか。そこまでご自身で気が付いているのであれば、何をするべきかはわかっていると思います。
ネガティブということですから、もしかして不採用になることを考えて行動に移せないのかもしれません。たとえて言えば「外れる可能性が高いから宝くじは買わない」というのと「当たるかもしれないから宝くじを買おう」と思う差かもしれませんね。ただ、どちらの場合も当選の「確率」は変わりません。性格や性質で確率が変わるわけではないのです。したがってそのままでいいんじゃないでしょうか。ただし、宝くじは買わねば当たりません。やるべきことが変わるわけではありませんので。念のため。

Q.好きな人が出来たかと思うと、恋人持ち、かないそうにない人(例えばですが先生とか)を好きになってしまいます。罰が当たりますかね?


あたらないと思います。

2013年3月11日月曜日

Q.もし明日世界が終わったら。


肝心の質問部分が書かれていません。

2013年3月8日金曜日

Q.最近、毎日絶望しているのですが、どうしたらポジティブになれますか?


こういう質問が出てくること自体ポジティブだと思います。ポジティブでなければ「こんなもんだよな」と諦めてしまう方も多いでしょう。強いて言えば、現状と解決された状況を明確にする事ですね。つまり、「現状はどうか」と「望むべき姿はなにか」を明確にし、「何から手をつけるか」を考えること。個人的に言えば、目標を高く掲げるのはあまり好きではありません。僕は根性が無いのでやる前に挫折してしまいます。

2013年3月7日木曜日

Q.Uターン就職希望者です。転職サイトも役立ちますか?


僕が新卒で入社した会社は、新卒ではなく中途者用の転職雑誌でした。電話をする際に、「新卒だけどOK?」と聞いて、「エエよ」という回答だったので。役に立つかどうかではなく、役立てるかどうかが重要だと見ます。

2013年3月6日水曜日

Q.北陸出身ですが、東京で就職したいとひそかに考えています。これって難しいでしょうか?東京の企業説明会とかたくさん行くべきですか?


東京で、ということであれば難しくないでしょう。企業も沢山あるし。ご親族の同意が得られるか、転勤要件や職務要件に自分が合致するか、つまり学生個人(及びその周囲)との調整が焦点です。東京の企業説明会に行くべきかどうか、については「無論です」が回答。

2013年3月5日火曜日

Q.練習として、あまり興味のない企業を受けるのはどうなんですか。
ペンネーム:とくめい


個人的には賛成とはいえません。また、本当に興味や接点がない企業を「練習として」面接しても、練習にならないでしょう。面接の練習なんて模擬面接で十分だと思いますし、そもそも面接の練習ってそれほど重要だと思ってもいません。
ところで面接の練習って具体的に何するんでしょう?野球の練習だって、バッティングとか走塁とかいろいろと分化しています。もっと細かく分ければバントなのかスタートの切り方なのか、弱点を克服したり強みを育てるといった目的にたどり着くのでしょう。では面接練習の目的はなんでしょうね。マナーは「知識」で十分でしょうし、「話し方」は日々の生活の中で改善した方がよいです。緊張しないように、とおっしゃる方はいますが、練習することによって緊張しなくなることはないと思います。面接の雰囲気に慣れるという考え方もありますが、数回で慣れることって少ないですよね。僕は何百回も学生の前で話をしていますがいまだに緊張します。緊張しないようにしよう、と考えるのはさっさとやめました。その方がずっと楽です。

Q.俗に言う「ブラック会社」の見わけ方はありますか?また、就活ではブラック会社を意識しない方が良いのでしょうか?


ブラック企業ってなんでしょうね。その定義が僕は良く分かりません。確かにしんどい会社は沢山あると思いますが、会社が存続している以上は全社員にとって居心地が悪い会社だとは思えません。働いている人にとっては「良い面」があるのでしょう。したがって見分け方は個人に帰属します。まずいリンゴの見分け方ってありますか?という質問は回答があるようでありません。まずいという感覚が不変ではないからです。逆に、いくつかリンゴを食べてみて、その結果「うまい」「まずい」という基準値を自分の中でもち、そこに照らし合わせることが解決方法だと思います。 見分け方は中々分かりませんが、会社訪問はお勧めします。そこで社員や会社の雰囲気を感じ取ってください。そのとき感じた直感は、存外あてになるものです。

2013年3月4日月曜日

Q.周り人のみとめてもらえないのですがどうすればいいか


ものすごい能力を一つ身につけるか、現状の保有能力を認めてくださいとお願いするか。前者は「成長」が軸で、後者は「現状維持」が軸です。前者のほうが認めてもらえることは多いでしょう。また、それに伴う努力は認めてもらえるかもしれません。ところで、認めてもらっているってどういう状況?この定義や実感のほうが難しいかもしれません。少なくとも、僕は他人に認めてもらっていると思ったことはほとんどありません。

2013年3月1日金曜日

Q.人とコミュニケーションをうまくとるにはどうしたらいいですか?


僕は上手いほうではないのでなんともお答えできませんが、強いて言うのであれば、状況や相手に応じて、コミュニケーションのやり方を変えることでしょうか。逆に言えば、「上手なコミュニケーションの方法」が間違いなくある、と思っていては、結果的に上手く行かないことのほうが多いと思います。