就活一問一答: Q.【イベントでの質問】自己分析について、コツをしりたい。ペンネーム:かな

2013年1月9日水曜日

Q.【イベントでの質問】自己分析について、コツをしりたい。
ペンネーム:かな


コツというものがある分野ではないような気がしますが、いくつか。
一つ目。長所はなにか、なんて探さないこと。せいぜい自分の特徴が分かる程度の話です。その特徴で得すれば長所、損すれば短所です。その特徴をどう活かしたいか、どうやって身につけたかが主眼です。
二つ目。何かが必ず見つかるとは限りません。時々、自己分析をしてもやりたいことが見つかりません、という質問を頂きます。その場合は、みつかるという前提を疑ったほうが良いでしょう。大事なのは「みつからない」のにも理由があるということです。0÷1=0ですが、1÷0=解なしです。なぜでしょう。「解がみつからない」という回答もあります。しかしその理由もあるのです。
三つ目。条件節をつけて考えましょう。私はAです。ではなく、~という状況下でAという特徴が現れます、という考え方です。「私は明るいです」と「私は周りが暗く落ち込んでいるときこそ明るく振舞えます」では意味もイメージも異なります。また、自分が自信を持っている「明るさ」とは何かが自然と定義づけられます。
四つ目。自分を客観的に見るために、自分の友人が、自分をどうやって他人に紹介するかを想像しましょう。あなたにはAという友人がいます。AさんがBさんに「あなた」を説明するとします。「あなた」とBさんは面識がないという仮定でです。「ねぇねぇ、その~さんってどんな人?」とBさんに聞かれた時にAさんがどう答えるかです。
五つ目。「徹○の部屋」でも「笑って○いとも」でも構わないので、トーク番組にゲストとして呼ばれたことを妄想しましょう。そのやり取りはまさに面接そのものです。
六つ目。どうしても分からなければ、しなくてもいいです。自己分析をしないと就職できないなんて事は無いですし、そもそも僕が学生の頃は「自己分析」なんて言葉自体もありませんでした。物事にラベルをつけて手法の用に紹介されただけの話です。それが商売になったからでしょうね、きっと。