就活一問一答: Q.「育休切り」が問題になっていますが、この不況下では仕方がないのでしょうか?そもそも育休ってキチンと取得できるんですか?ペンネーム:Kazu

2009年4月1日水曜日

Q.「育休切り」が問題になっていますが、この不況下では仕方がないのでしょうか?そもそも育休ってキチンと取得できるんですか?
ペンネーム:Kazu


仕事が減少しているという状況は育児休暇に限らず問題なのでは?不況下だから仕方がないというのは違う気がします。仕事がない、需要がないのではなく、仕事はあるが供給が増加しているため競争力が必要になっただけの事です。それを理解するかどうかだけで差が出ると思うのですがいかがでしょうか。
キチンととれるかどうかですが、何をもって「キチン」と言うのかによるでしょう。仕事をしている上の実感としてですが、法令で決まっている範囲では取得ができるでしょう(当たり前ですが)。地域差などもあるかもしれませんし、「取得できる事実」と「取得しやすい雰囲気」は話が変わってくるとも言えますが、取得の可否について言えば取れますよ、が回答だと思います。
とはいえ、少子高齢化に伴い労働者の絶対数が減少しているわけですから、労働者の権利を尊重して社員を確保するという流れは当然主流になるでしょう。休暇明けで仕事が確保できるように前述の競争力を身につける必要はありますが、企業も積極的に制度を利用することになっていくでしょう。
あとは制度化だけではなく、育児に限らず介護なども含めて休暇開けの復帰に必要な能力開発を助ける、国の援助も充実することになると思いますが、それらの実現もそれほど遠い話ではないと思います。