就活一問一答: Q.人材業界について質問です。 人材ビジネスはつまるところ「人を売る」という職業ですよね。職安であれば手数料がかからず採用されるところを、人材紹介会社が仲介することで手数料がかかり、その分求職者が採用されるハードルが高くなりますよね。もちろん人と企業をつなぐ素晴らしい仕事だとは思うのですが、その反面、求職者のチャンスをつぶすような機会もあるかと思います。それについてはどう思われますか?ないとうさんの主観で結構です。ペンネーム:ひつじ

2013年4月11日木曜日

Q.人材業界について質問です。 人材ビジネスはつまるところ「人を売る」という職業ですよね。職安であれば手数料がかからず採用されるところを、人材紹介会社が仲介することで手数料がかかり、その分求職者が採用されるハードルが高くなりますよね。もちろん人と企業をつなぐ素晴らしい仕事だとは思うのですが、その反面、求職者のチャンスをつぶすような機会もあるかと思います。それについてはどう思われますか?ないとうさんの主観で結構です。
ペンネーム:ひつじ


面白いご質問ですね。紹介業について言えば販売しているのは人ではなく技術や実績ですし、費用を払うのも個人ではなく会社ですので、上記のようにチャンスをつぶすことは少ないと思われます。また、会社が手数料を支払わないことにより、人の価値が叩かれることもあると思います。また、無職の状況が続いて、切羽詰った状況で「何でもいいから」と仕事を選ぶことも、長期的に見れば、チャンスを逃していることになります。そういう方も多く見てきましたが。
無料で譲りうけたものや挑戦のないサービスと、費用が何らかの形でかかるもの(投資したもの)のどちらを大事に使うかを考えてみれば良いとも思います。プロスポーツ選手が代理人を立てますね。あれと同じです。プロ選手の代理人がチャンスをつぶしていると感じることは稀でしょう。つまり目的が違うのでしょうね。
職業に貴賎なしの言葉通り、素晴らしいかどうかは興味がありません。人材ビジネスが無価値であれば市場から淘汰されるでしょうし、そうあるべきだとも思っています。人材紹介の会社にいるので、個人的な感覚は秘密ですが、会社(もしくは営業や担当者)によってはモラルのバランスを崩しているところもあるとは思います。主観で、ということに限って言えば、そういうことしちゃダメだよね、です。
今の学生さんも職安って言うんですね。