就活一問一答: Q.求人時の労働条件や労働基準法を実際に遵守している企業は全体の何割ですか? ペンネーム:日本代表

2016年6月17日金曜日

Q.求人時の労働条件や労働基準法を実際に遵守している企業は全体の何割ですか?
ペンネーム:日本代表


すくなくとも労働基準法を遵守しようとしている会社は圧倒的に多いです。建前ではなく、実際そうです。犯罪だもん。意図的に破ろうとしている会社もあるでしょうが、数としては非常に少ないでしょう。自動車の運転と同じで、「スピード違反をしよう」と考えて、実際にしている人は少ないでしょうが、結果的にしてしまう人はいるでしょう。それに近いと思います。だからと言って許されるわけではありませんから、是正をしようとする(車で言えばスピードを緩める)わけです。
対して労働条件は企業が決めているものなので、変更を行うことができますし、守る、守らないという基準が存在しません。守れないなら変更するという手段が残るので。また、求人時と実際の就労時では労働環境が変わりますし、一概にはお答えできませんね。多くの会社は守ろうとするでしょうが、守りきれない場合もありますよ、ということでしょうか。求人時は非常に儲かっていてウハウハだったけど、入社時はどん底で賞与の支給が見送られる、という可能性もあります。求人情報と違うじゃないか、と言われてもごめんなさい、とお答えするしかない場合もあります。ついでに言えば20歳の時に「転勤なし」だったから応募したのに、50歳くらいになって出世して会社役員にもなって転勤を命じられて「いや、30年前の求人条件と違うじゃないか」と主張するのもいかがなものかと思います(よくある話ですが)。